朝起きたら体が女の子でした…

なんて話、有り得ないと思ってた。

見た目女子高生、中身はオジサンなミレイ会長が裏ルートから手に入れた性別逆転薬を飲まされるまでは……

どうせ嘘だと思い飲んだらこの様だ。

朝びっくりしてミレイ先輩の元に行くとミレイ先輩が説明してくれた。

何でもある企業が秘密利に開発している薬だって。

でも理不尽…

「何で女の子になるんですか!?」

叫んでみるがミレイ会長は無視。

「ルルちゃん、女の子は大変なの。色々とね」

意味ありげに微笑む会長は天使でも女神でも無く、魔王に見えた…

でも、胸を触るとふにっとした感触。

あ、結構柔らかい……

じゃなくて!!

一瞬揉んだ自分に突っ込みを入れた。

「女子制服あるわよ〜着てみる?」

しゃーしゃーと奥から制服を出してくる会長には頭が痛くなる。

「着ません!!」

「じゃあ学園には来るのよ。休ませてあげないから」

休みたい…

シャーリーやリヴァルには見られたくない。

「着たら学園に行かなくて良いんですね」

「そうよ」

学園に行かないなら制服を着なくて良いと思うんだけど…

逆らったら更にピンチになりそうだから黙っておこう。

「それにしてもイイ躰よね〜vvv」

そしてミレイ会長の手が胸を掴む。

「やっ、やめて下さいっ!!」

「良いではないか、良いではないか〜vvv」

キャッキャッと楽しむミレイ会長は正に日本の昔の映画に出てくるような悪大官。

って事は自分は町娘か!?とツッコミを入れずにはいられなかった。

「か…会長ぉ…」

顔をほんのり赤らめて抵抗するに出来ない。

女の子に手なんかあげれない。

「放して…下さいっ……」

「ルルちゃん可愛い〜〜vvv」

躰を撫でまわされ困惑してしまう。

「すみません。ルルーシュ居ますってす、すみませんでしたっ!!」

クラブハウスに入って来たのはスザク。

毎朝ルルーシュをクラブハウスまでスザクが迎えに来る。

しかし、入って来た瞬間驚いて出ていこうとする。

「謝らなくても良いのよ。ほら、ルルちゃんの胸すっごく柔らかいのvvv」

真っ赤になって結構ですっと、どもりながら否定する。

その間にもミレイ会長はずっと胸を触っている。

「会長ぉ…っ…あんっ」

スザクはいたたまれなさそうになり、いつ逃げようかと考えているようでソワソワしている。

「スザクっ…助けて……」

スザクに目線をやると此方を見ないように頑張っていた。

「スザクくんも可愛い〜vvv」

ミレイ先輩の攻撃は続き、この後遅刻するギリギリまで離してもらえないのだった…

=END=




**あとがき**
百合!?
百合かしら…
このまま行けばスザク×ミレイ×ルルだよ…(否、立場的にはミレイ×スザク×ルルでしょう)
06.11.04